年間71万5千トンの金属がTOMRAの選別機で回収されています。 これはボーイング747機4,031機分の金属重量に相当します。 さらに驚くべきことに、 これまでに製造されたボーイング747機は、これより大幅に下回るわずか1,435機に過ぎないのです。
廃棄物の有価物の活用方法の一つに、燃料としての再利用が挙げられます。 ごみ固形燃料 (RDF)とは、廃棄物ストリームから除去される高発熱量(通常、18メガジュール毎キログラム)の物質に適用される用語です。 ごみ固形燃料の恩恵を受けているのは、セメント窯から発電所まで多岐に渡ります。
refuse Derivied Fuel
TITECH autosort // RDF // Product
トムラソーティングの技術は、最終使用者の特定のニーズに基づいて各種の廃棄物ストリームからごみ固形燃料材料を生成するため、欧州の数多くのプラントで長い間に渡って利用され続けてきました。 その主要目的は、ごみ固形燃料の塩素の含有量を、通常重量の0.7%未満という、極めて低い率に保証することにあります。 トムラソーティングは、廃棄物ストリームから「適切な」材料の選択(ポジティブ選別)あるいはPVCの小型パーツなど「不適切な」材料の除去(ネガティブ選別)を行なうことにより、この目的の達成を実現します。
ごみ固形燃料(RDF)のランダム・サンプル分析による品質保証という難しい問題があります。 たとえば、データのごく一部のみが収集可能であったり、実験室によって分析結果に差異があったりします。 さらに、サンプル摘出と分析の間の処理工程中に直接、迅速な介入を行うことは不可能です。 ランダム・サンプル摘出は、たとえば含水量と同様に必要なものです。 限界値を超える数値はサーマルリサイクル用の機械に直ちに長期的な損害を及ぼす原因となり、発熱量を降下させる場合もあります。 これを安全に予防するには、精密で継続的な分析が必要です。 ランダム・サンプル摘出ではその実現はほとんど見込まれません。
オンライン分析を利用すると、ごみ固形燃料の品質パラメーターの連続完全自動設定が可能です。
信頼性の高い大量の測定値は、実験室でピックアップ゚したランダム・サンプル分析以上に役立つばかりでなく、 より意味の深い測定結果を得られます。 TITECH オートソートでは、塩素と水分の含有量の数値確定のため、処理中に近赤外線センサー(NIR)を使用します。 リアルタイムの連続モニタリングにより、ごみ固形燃料の最適産出が可能になります。
オートソートは、各種の廃棄物ストリームや単一ストリーム、包装、紙、家庭ごみから幅広い種類の材料の回収と選別作業を行う、多機能の選別システムです。材料情報の読み取りと色彩の組み合わせの識別の向上を図りました。
トムラソーティングは創業当初より、変化し続ける世界のニーズに適応する選別技術の開発に大規模な投資を行ってまいりました。 トムラソーティングの技術は、選別物の品質を一定に保証しつつ、処理量を拡大し、生産ラインの柔軟性を向上させるとともに、選別材料のモニタリングを通して、選別後製品の精度評価の向上をサポートします。
優秀な肉眼のようなセンサー // 選別作業の中核を占めるのは検出工程です。 トムラソーティングの技術に搭載されている当社の機械センサーは、優秀な肉眼に例えることができます。より詳細の確認が可能であるため、より多くの情報を提供することができます。 センサー選別機の世界的先駆者として、トムラソーティングの選別技術はより一層優れた最新式センサーの開発をダイナミックに導き続けています。