世界大手の光学選別機メーカーであるトムラソーティング株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:河口 昌伸、以下トムラソーティング)は、2023年5月24日(水)〜26日(金)に東京ビッグサイトで開催される「2023NEW環境展」(主催:日報ビジネス株式会社)に出展します。今回、新型AUTOSORTTMのデモ機を初展示し、プラスチック容器包装廃棄物からの単一素材の回収やPETボトルとPETトレーの選別を実演します。また、環境展では初めて、飲料容器自動回収機を国内で1,600台以上展開しているトムラ・ジャパン株式会社と共同出展し、PETボトルの回収から再生まで、循環型経済社会の構築に向けたチームTOMRAの取り組みをご紹介します。
◆プラスチック単一素材回収(実演・動画紹介)
国内で導入が始まりつつある新型AUTOSORTTMの実演では、主に一般廃棄物に含まれるプラスチック容器包装に使用されているPE/PP/PSといった単一素材を高速かつ高処理で選別できる様子をご覧いただけます。様々な素材が混在している廃棄物から、特定の素材を高度なセンサー技術を用いて、高純度で選別することによって、再度貴重な資源として有効活用することができます。例えば国内で需要が高まっているRPFの主な材料として使われるプラスチック、紙、繊維を破砕した細かい軽量物を高速で搬送すると、浮き上がってしまい処理することが難しいという課題がありました。そこで、AUTOSORTTM SPEEDAIR*は二方向のエア循環システムを採用し、プラスチック製フィルムや紙などの軽量素材を高速で移動するベルトコンベア上で安定して搬送させることにより、これまで制限のあった軽量プラスチックでは1時間あたり4tを超える高速処理が可能となり選別効率を最大限高めています。(*動画紹介)
◆PETボトルvs PETトレー選別(実演)
新型AUTOSORT TM に細密な選別を可能とするSHARP EYETMを搭載することにより、同材質であるPETボトルとPETトレーであっても、成型方法の違いによる結晶密度の違いを識別し、秒速3mの高速選別を可能にします。SHARP EYETMは、ベルトコンベアのスキャンエリアに継続的に強い焦点を当て、材料の重要な化学的性質の違いや微細な分子の違いまで識別します。より高い光密度とポイントスキャンシステムを活用し、単層PETトレイとボトルの分離だけでなく、FLYING BEAM™技術を搭載したAUTOSORT™ユニットと組み合わせて混合PETをポリマー種類別に分類し、混合処理でも高い選別精度を実現しています。これまで一括して収集された廃棄物は燃えるゴミとして処分されていましたが、トムラの選別技術によって再生可能な貴重な資源として生まれ変わることができます。

このほか、人工知能をベースとしたトムラ独自の技術であるGAINを活用した、廃棄建材からのMDF除去をご紹介するなど、国内のお客様の様々なニーズにお応えするソリューションをご紹介します。会期中、トムラブースにてお客様との個別面談を承りますので、事前のご予約をお願いいたします。
ご予約:https://www.tomra.com/ja-jp/sorting/recycling/contact
<出展概要>
場所: 東京ビッグサイト東1ホール A144ブース
期間: 2023年5月24日(水)〜26日(金)
内容: 新型AUTOSORT(オートソート)の実演、ならびに循環型経済促進への取り組みをご紹介
2023NEW環境展公式サイト
https://www.n-expo.jp/index.html