年間71万5千トンの金属がTOMRAの選別機で回収されています。 これはボーイング747機4,031機分の金属重量に相当します。 さらに驚くべきことに、 これまでに製造されたボーイング747機は、これより大幅に下回るわずか1,435機に過ぎないのです。
電子製品の普及により、銅やアルミなどの非鉄金属選別に対する需要が増大しました。 これを受けて、廃棄自動車や家電製品などのシュレッダー処理物から非鉄金属を選別する作業の重要性が、近年ますます増えています。
Non-ferrous material
Unsorted input
Aluminum
Sorted output
Copper
これらの非鉄金属を再使用可能にするには、高純度で選別する必要があります。精製された単一非鉄金属のの市場価値は、未選別の混合非鉄金属よりも極めて高いため、その選別成果は事業者の関心の対象でもあります。
破砕機・重液選別業者やアルミ再製錬業者にとっての利点
トムラソーティングの効率的な非鉄金属選別およびリサイクル技術は、破砕・重液選別業者、アルミ再精錬業者に対しさまざまな利点をもたらすものです。 破砕業者は、混合物から市場価値の極めて高い単一素材を選別することが可能です。 重液選別業者は、高純度な最終製品の独自製造・販売ができるため、技術投資の早期回収が可能です。 アルミ製品は湿式処理後にも不純物を含有しています。トムラソーティングの選別技術の利用により、その純度を大幅に向上させることができるため、高利益での販売が可能になります。
精錬業者にとっては、TITECH エクストラクト [XRT]の利用により、二次資源(非鉄金属選別処理による)中の不純物を極めて高い精度で除去することが可能になります。これにより、いろいろな所で使われている貴重なアルミ・天然資源の消費量削減に繋がります。 高純度で安定したリサイクル原料の製造を通じ、精錬業者はより安価な原料供給源を得ることができます。
小粒度原料選別に対するニーズの急増
電気部品の小型化などにより、小粒度原料の選別に対するニーズが急増しています。 トムラソーティングの提供しているベルトおよび自然落下式(シュート)選別機は、1ミリ以下の銅・真鍮・アルミなどの素材を効率的に検知・選別することによって必要な非鉄金属を選別します。これにより、高価値製品の製造が可能です。
コンビセンス は、組成物や粒径、混合廃棄物や金属ストリームから取り出された混合物という観点から極めて難度の高いとされるフラクションから、高純度の金属フラクションを分離するハイエンドの専用機械です。
トムラソーティングは創業当初より、変化し続ける世界のニーズに適応する選別技術の開発に大規模な投資を行ってまいりました。 トムラソーティングの技術は、選別物の品質を一定に保証しつつ、処理量を拡大し、生産ラインの柔軟性を向上させるとともに、選別材料のモニタリングを通して、選別後製品の精度評価の向上をサポートします。
優秀な肉眼のようなセンサー // 選別作業の中核を占めるのは検出工程です。 トムラソーティングの技術に搭載されている当社の機械センサーは、優秀な肉眼に例えることができます。より詳細の確認が可能であるため、より多くの情報を提供することができます。 センサー選別機の世界的先駆者として、トムラソーティングの選別技術はより一層優れた最新式センサーの開発をダイナミックに導き続けています。